開発ストーリー

開発者の性格

私は、北海道生まれで、熊本育ち「道産子+肥後もっこす」が影響しているのかどうか分かりませんが、昔から疑い深い性格ではあり、公の発表も自分の腑に落ちないと信じることができないという、一般的な多数派からは、「疑い深い人」時には「陰謀論者」と言われることもあります。

また、できることは、しなくて良いのに手を出すことが好きで、自分や家族が乗る自転車は、部品を一つずつ買い集め、工具まで買い揃えて組み立てるという、嫁も苦笑いするような、経済的では無い活動をしてきました。
まあ、そういう性格なのだと、今は素直に自覚して、受け入れております。

開発のきっかけ

(長いので興味が無い方はスルーしてください)

私は、サラリーマンの傍ら、10年前くらいから副業として自転車部品を通販サイトで販売しておりましたが、少し利益が出だし新しい机を買ったり、通信環境などを整えたのですが、なぜか以前より集中ができなくなり、クリエイティブなことができなくなりました。
最初は、「ハングリーさがなくなったかな」とか、「歳のせいかな」と考えていたのですが、ある時、精神集中のつもりで机で黙想をした時に、変な耳鳴りがずうっとしていることに気が付き、ひょっとして?と思い、少し調べてみると、いろいろと原因らしいものが出てきて正直ビックリしました。

その中で、一番自分に当てはまりそうなのが、新しい机の直ぐ近くに配置したWi-Fiルーターによる高周波電磁波による影響でした。
それから、場所を少し離れた場所に移したのですが、どれくらい違いが出たのか調べてみたいと思い、少し高額でしたが、電磁波測定器を購入して調べることにしました。

そして測定してみると、やはり違いは数値としてハッキリ出ていたので、買ったかいがあったと納得しつつも、部屋の中の電磁波環境を調べてみたのですが、予想していた通り、冷蔵庫やブレーカーの近くでは警告アラームが鳴るほど高値が出るものの、距離を取れば低値になるということが分かりました。
意外だったのは、電源のソケットの近くが高値の電界値がでるということです。その結果を見て、寝る時の枕の位置を変えました。

そうしてある時、スマホのWi-Fi接続をやり直そうとして、設定画面をみると、3年前には4~5個であった近所から飛んできている電波が、スマホの1画面に入りきれないほど来ているのを見て、正直鳥肌が立ちました。両隣、上の階、迎えの家・・・どこから飛んできているか分からないそのWi-Fi電波は5Gとか表示されているものもありアンテナマークも複数立ち、自室のと違いが無いくらいです。
こんなに一杯飛んできてるんだ!という驚きと共に、よくよく考えると便利なWi-Fiを取り入れていない家庭の方が少数かと納得しましたが、電磁波に敏感になっている身としては、これは人体に影響はないのかと疑問を持つようにもなりました。

ネットで調べると、窓ガラスに銀紙を貼り付ける方法など紹介されていましたが、少しの隙間でも電波は通るので全面に隙間なく貼らないと効果がないことなども書かれており、これは家庭を持つ身としては無理だな、と思いつつ、気になったのが精密機器や携帯電話のテストをする為に、研究室や医療機関などを対象に販売されている電磁波暗室(シールドボックス)でした。
これに入ったら周りからの電磁波から解放される・・・こんな事を考えていると、なぜか無性に欲しくなり、人が入れるサイズで家の中に設置できる物はないかと探したのですが、これが全く見つかりません。
それと同時に、専門機関用の製品の為、卓上のタイプでも20万円とか高価で、設置の問題は別として人が入れるサイズを見てみると車が買えそうな値段でした。これは流石に無理だなと見なかったことにしようと思ったのですが、ここで私の性格が出てきました。

「無いのなら作ったらいい」

ついでに、簡単に設置できるタイプにすれば、一般家庭でも使えるんじゃないか!?
そう思った時には、私の考えは固まっていました。
10万円以内くらいで販売できれば、求めている人は一定数いるはずであると。

開発の苦難

まずはこの考えを形にするには、特殊生地の仕入れをしないといけませんが、候補を2箇所見つけメールを送付してみました。しかし、流行ってないのか返事すらきません。
ダイワボウが10年ほど前に、銅やニッケルを練りこんで開発した日本製の生地が存在しているのですが、どうも採算ベースに乗らず事業を売却されているみたいで、本社に問合せメールを入れてもなしのつぶてです。
もう1社の北陸の方の会社は問合せすると、デリケートな商品で簡単には売れないと言われ、契約金1500万円を支払い契約すれば販売できると待った挙句にメールを貰い絶望もしました。

これは駄目だなと思いつつ、メールで返事が来ていない方の会社に電話を入れると、案外軽いタッチで対応してくれて、「何に使うの?」と聞かれたので、正直に「自分が入る室内用のテントを製作する」と伝えると、「それはいいね」と言って、売ってくれることになりました。ついでに、うちが事業を引き継いで販売しているから、何千メートルでも直ぐ売れるよ、と嬉しい返事が。

それから、テント製作の会社に数社打診し、返事が早く返って来て、担当者が親身になってくれそうな人の会社を選び、お願いすることに。私の構想と手書きの設計図を渡すと、生地が11m必要であると言われ、その生地を発注すると直ぐに着いたのですが、この段階で生地代がメートル1万円で11万円にもなり、当初私の考えていた10万円以内という考えは完全に打ち砕かれました。

あとの大物は出入口に使用するファスナーです。これも隙間ができると電波は安々と侵入してしまいます。ダメもとで調べると、日本を代表するYKKさんが電磁波遮断ファスナーを製作しているので、早速メールを送りましたら、販売会社を紹介してくれ、特注で発注すると、こちらも1万円オーバーと納期1か月。なかなか揃わない部材と積みあがる原価に、今まで考えた人はいても、製品化されなかった原因が分かったような気がしました。

テントは生地とファスナーだけではないのです。ポールを始め各種部材に、なにより工場での製作費。
もう、原価がいくらになるか分からないけど、一張り製作してみて、考えよう。
肥後もっこす魂が燃えてきました。

製品名が決まる

それから部材を揃え、細部の改良を繰り返し、試作品が完成しました。
この生地は、国内の研究室などで電磁波暗室用として使用されている物です。
そのような電波暗室に研究目的では無く、寝るために入るのです。

さっと、組み立ててみると所要時間は2分。手軽さに関しては、国産個人用テントのシステムを参考にさせてもらっただけあって合格です。

「これに入れば外界の電磁波から遮断される」

期待して入ると、音を遮断する効果は無いのですが、凄く静かなんです。
その感覚はまるで、携帯電話の電波が届かない山奥に入ったような感じです。
その辺の里山は携帯が繋がりますから、もっと険しい山奥。

私は、MTBにも乗りますが、たまに行く携帯圏外の深い山奥の樹木のある空間を思い出しました。
その中で目を瞑り、考えていると、「深樹」という言葉が出てきました。

この空間を求めている人は必ずいるはず。
「深樹」という名前で販売をしようと決意した瞬間でした。

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255,000円(税込・送料込)

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